「晴明神社」は、平安時代の陰陽師である安倍晴明の邸宅跡に、寛弘4年(1007年)、一条天皇の勅命によって創建されました。この神社は、京都市上京区晴明町に位置しており、安倍晴明(あべのせいめい)を主神とし、倉稲魂命を合祀しています。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)は、日本神話に登場する穀物の神で、伏見稲荷大社の主祭神。穀物の神・五穀豊穣の神・農耕神・諸産業繁盛の神・商工業の神・食物の神とされています。
京都駅から「晴明神社」への行き方については、後述します。
京都駅の構内図・わかりやすいマップを作成!
京都駅の北側は「烏丸口(からすまぐち)」、南側は「八条口(はちじょうぐち)」と呼ばれています。
京都駅の南北をつなぐ自由通路は2つあります。
地上2階部分を南北につなぐ通路は「南北自由通路」、地下を南北につなぐ通路は「地下自由通路」と呼ばれています。
「烏丸口」と「八条口」を行き来する際は、いずかれの自由通路を使います。
「京都駅のりかえマップ」では、地下・地上階を一枚の平面図にまとめ、スマホで見やすい縦長サイズにしています。
線に沿って通路を進めば、他の路線への乗り換えもスムーズに!
マップだけで分かりにくい場合、「他の路線への乗り換え方法は?」「主要施設へのアクセスは?」の項目を参照してください。画像付きで道順を解説しています。
京都駅から晴明神社への行き方
京都駅から「晴明神社」へ向かう際は、市バス9号系統を使うと便利です。京都駅から晴明神社へは、約20分です。
京都駅から市バス9号系統に乗る際は、JR在来線京都駅「中央口」改札を起点にすると分かりやすいです。
JR在来線京都駅「中央口」改札を出た後、そのまま真っすぐ進むと、駅構外へ出ます。
駅構外へ出ると、正面にロータリーがあり、市バス9号系統は「B1のりば」から、約10分に1本の割合で発車します。
「晴明神社」へ向かう際は、バス停「 一条戻橋・晴明神社前(いちじょうもどりばし・せいめいじんじゃまえ)」で下車します。
バス停「 一条戻橋・晴明神社前」のすぐ前に、「晴明神社」の鳥居があります。
安倍晴明が操っていた式神と一条戻橋
一の鳥居をくぐってすぐ左手には、「一条戻橋(いちじょうもどりばし)」があります。
この橋は、794年の平安京造営に際し、平安京の京域の北を限る通り「一条大路」に堀川を渡る橋として架橋されました。
ここにある「一条戻橋」は、かつての「一条戻橋」の部材を使って再現したミニチュアです。
「一条戻橋」の隣には、安倍晴明が操っていた式神(しきがみ:陰陽師が使役する鬼神)の石像があります。
晴明は最初、十二神将(じゅうにしんしょう)を式神として家の中に置いていましたが、晴明の妻がその顔を怖がったため、十二神将を戻橋の下に置き、必要なときに召喚していたと言われています。
厄除桃を撫でることで厄除けのご利益
二の鳥居をくぐったところの正面に本殿があります。
本殿に向かって左には、陰陽師(おんみょうじ)安倍晴明公像があります。
陰陽師は、古代日本の律令制下における官職の一つで、陰陽道(おんみょうどう)という理論をもとに占術を行っていました。
本殿に向かって右には、厄除桃(やくよけもも)があります。
桃は、古代中国や陰陽道で魔除けや厄除けの果物とされています。古事記や日本書紀などでも、桃が魔物を追い払う様子が描かれています。また、桃太郎の伝説もこれに由来すると言われています。
厄除桃を撫でることで、自分の厄を桃に移すことができ、厄除けのご利益があるとされています。
五芒星は、最強の魔除けの印
晴明神社の星マークは「晴明桔梗印(せいめいききょういん)」と呼ばれ、陰陽道の祈祷用の霊符として安倍晴明が使っていた模様です。この星マークは五芒星(ごぼうせい)とも言われ、最強の魔除けの印とされています。
五芒星は、木・火・土・金・水の五つの元素の働きを表しています。これらの元素は陰陽五行思想に基づいており、全ての事象がこれら五つの元素の組み合わせによって成り立っているとされています。
晴明神社の授与所では、様々なお守りを授かることができます。
私は、五芒星の勝守(かつまもり)を授かりました(1,000円)。
お守り袋は西陣織でできており、美しい生地です。
どうか、運気が向上し、良き1年になりますように。